
チェコ8日目。
実質、チェコ旅行最後の一日。
この日は、ドイツとの国境に近い温泉の町、カルロヴィ・ヴァリへ。
フローレンツ・バスターミナルからバスの旅。
8:00発、10:15カルロヴィ・ヴァリバスターミナル着。
前日のレトロバスとは違い、今度は最新型のバス。
「STUDENT AGENCY」というバス会社、無料ドリンクにトイレつき。
シートの座り心地もよく、約2時間の快適なバスの旅。

カルロヴィ・ヴァリは、長い歴史を持つ温泉保養地。
国の内外から、療養に訪れる人が絶えないとか。

世界の温泉地と姉妹都市縁組をしているみたいです。
日本の「草津」もその一つ。
世界の名だたる温泉保養地の中に、草津の名前があるって嬉しいですね。

バスターミナルから、町の中心部に向かうT.G.Masaryka通り。
緩やかな坂になっていて、整備された街路樹の新緑がとっても綺麗。

そのT.G.Masaryka通りで、まずはカルロヴィ・ヴァリ名物の「スパ・ワッフル」を。
顔の大きさほどもある、大きなウェハースにクリームを挟んだもの。
このお店では、焼きたてのワッフルを食べられます。
パリパリで、程よい甘さ。
とっても美味しかったです!
1枚5ck(約35円)という値段も嬉しい限り。

とあるケーキ屋さんのショーウィンドウ。
フルーツや動物などのマジパンが、可愛らしくディスプレイ♪

通りを歩くと、いたるところで売られているこの奇妙なカップ。
湧き出る温泉水を飲むための温泉カップ。
取っ手のところが空洞になっていて、ストローのように飲む、という独特のスタイル。
私たちも一つ購入し、準備はOK!

町の中心部、テプラー川沿いにはパステル調の壁の可愛らしい建物がずらり。
川のせせらぎと、可愛らしい建物、新緑の緑、青い空。
療養には、絶好の景観です。

カルロヴィ・ヴァリ名物、ベヘロフカの販売スタンド。
プラハのビアレストランでサービスで頂きましたが、とにかく強い薬草酒。

中心部に入って最初にお目見えするコロナーダ(温泉施設)。
「サドヴァー・コロナーダ」
白亜の回廊とアーチ、青色の屋根のドームが素敵。

2つ目のコロナーダ、「ムリーンスカー・コロナーダ」。
長い長い回廊を、100本以上の柱が支えています。
ギリシャのパルテノン神殿を思わせる、ネオルネッサンス様式。

柱に囲まれた回廊には、レトロな時計や街灯。
日差しを遮る回廊の中は、ひんやりとして趣のある空間。

コロナーダの中には温泉水の蛇口が幾つかあり、大人も子どもも、カップに温泉を注いでは飲み歩いています。
私たちも飲んでは見ましたが、鉄分が多く決して美味しいとはいえないシロモノ。
ペットボトルでぐびぐび飲んでいる人を見て、感心しきり。

3つ目のコロナーダ、「トルジニー・コロナーダ」。
繊細な装飾が見事。

真っ白なレースのような装飾。
強い日差しで床に映る影も、またレース模様で素敵なんです。

4つ目のコロナーダ、「ヴジーデルニ・コロナーダ」。
ガラス張りの大きな建物の中には、30℃から72℃まで温度の違う5つの蛇口。
また高さ12メートルもの間欠泉もあり、楽しませてくれます。
それにしても、間欠泉が屋内にあるって、何だか不思議な感じです。

ここにも、スパ・ワッフルのお店があり、チョコレート味にチャレンジ。
ん~、最初に食べたバニラ味の方が、美味しかったかも。
でも、袋は可愛かった♪

一通り温泉水を巡った後は、お土産屋さんを覗いてみたり。
陶器の小さな置物。
妖精と食べ物がモチーフになっていて、とっても可愛らしい♪

八重桜が満開の公園のベンチで、たたずんでみたり。
療養地ということもあってか、カルロヴィ・ヴァリはどこも本当にお花がいっぱい。
桜だけではなく、木蘭やチューリップなど、公園や庭園の管理が行き届いています。
天気もよかったので、ふかふかの芝生も気持ち良さそうでした。

町の手芸屋さんを覗いてみたり。
「Aatelier(アーテリエ)」。
昔ながらの手工業を営む近郊の工場から仕入れている、という手芸用品。
レース編みのドイリーや、レースのテーブルセンター、刺繍キットなど可愛いものがいっぱい♪

カルロヴィ・ヴァリ16:00発のバスで、プラハへ。
車窓からは、延々と広がる菜の花畑。
緑と黄色の地平線が続く、素敵な車窓でした。

ドリンクサービスもある快適なバスの旅。
あっという間にプラハ市内へ。
トラムの赤と、一斉に花開いたチューリップの赤、芝生の緑と空の青。
プラハも今日はいい天気。

プラハについてから、街のホットドッグスタンドへ。
真ん中がくり貫かれたパンに、ソーセージをポンッと入れてあっという間に出来上がるホットドッグ。
お手軽な約100円。
これがまた、意外と美味しいのにびっくり。

プラハに戻ってからは、市内交通の1日フリーパス券を使って、最後のプラハをひとまわり。
トラムを乗り継ぎ、カレル橋へ。
夜になってから、雲が出てしまい綺麗な日の入りが見られなかったのは残念。
(これでPM8時過ぎ。)
それでもオレンジに光るヴァルタヴァ川と、後光が差しているかのようなプラハ城は幻想的。
もう一度聖ヤン・ネポムツキー像のレリーフに触れてみる。
またいつかプラハに来ることが出来るように…。

トラムで市内をほぼ一周し、最後の夕食へ。
最後の食事は絶対に失敗したくないよね、ということで、一度行って美味しかった市民会館地下の「プゼニュスカー・レスタウラツェ」へ。
とりあえずビールは「ピルスナー・ウルクェル」。
最後のオーダーは、やっぱりプラハハムと「牛肉のグラーシュ」。
牛肉のグラーシュは、ビーフストロガノフのような煮込み料理。
ホロホロと柔らかいひと口サイズの牛肉は、日本人にも親しみやすい味。
付け合せのクネドリーキは、ソースに絡めて食べるとまた美味。
ホテルに戻ってからは、荷物のパッキングに悪戦苦闘!
何とか二人とも手荷物で頑張るぞ!
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